台風10号接近に備え 宮崎市のマンゴー農園も“風対策”

AI要約

宮崎市のマンゴー農園やイチゴの苗を育てる農園では、台風10号の接近に備えて風による被害を防ぐ対策に追われている。

緒方果樹園では、マンゴーの木に風が直接当たらないように防風ネットを設置し、イチゴの苗を育てる宮崎苺塾ファーム雅では、苗が傷つかないように対策を進めている。

過去に台風による被害を受けた経験から、農家は事前準備をし、農作物を守るために懸命に取り組んでいる。

台風10号接近に備え 宮崎市のマンゴー農園も“風対策”

 台風10号の接近に備えて、宮崎市のマンゴー農園などでは風による被害を防ぐため対策に追われました。

「屋根をすっぽんぽんにしましたから風がまともにマンゴーの木に当たらないように。これは防風ネットです」(緒方果樹園・緒方廣秋さん)

 宮崎市本郷でマンゴー農園を営む緒方さんは、風によるビニールハウスの被害を防ごうと26日から対策を始めました。2024年のマンゴーの出荷はすでに終えていますが、2005年には台風でビニールハウスが全て飛ばされるなどの被害に遭っていて、今回は早めに準備をしたということです。

「このままだと、飛んでいってしまうから、どうしても飛ばないように対策するのにネットをかけるんだけど。イチゴの苗達にとっては防風ネットが苦痛になるから、いまかけてますっていう感じ」(宮崎苺塾ファーム雅・岩田雅人さん)

 イチゴの苗を育てている農園では、苗が防風ネットで傷がつくと品質が落ちるため、台風接近の前に対策を進めていました。農園を営む岩田さんは「イチゴの苗が心配で眠れない日が続いてしまう」と不安を募らせています。(ANNニュース)