「王位戦通して成長できた」 藤井七冠が記者会見 将棋

AI要約

将棋の王位戦5連覇を達成し、永世王位の資格を獲得した藤井聡太七冠が神戸市内で記者会見を行った。

長丁場の王位戦で成長を遂げたことを喜び、5年間の取り組みを振り返った。

藤井七冠は永世王位を獲得したことを報道陣に誇らしげに報告し、笑顔で会見を終えた。

 将棋の王位戦5連覇を決め、自身二つ目の永世称号となる永世王位の資格を獲得した藤井聡太七冠(22)が28日夜、神戸市内で記者会見し、「これまでの5期の積み重ねの上で今回、永世王位を獲得できたのはうれしい」と喜びを語った。

 

 1局を2日間にわたって指す王位戦は、両対局者が各8時間の持ち時間で戦う長丁場。藤井七冠は「長い持ち時間の中でしっかり考えることができて、印象に残る対局も多くある。王位戦を通して成長できた部分も多くあるのかなと思っている」と、思い入れを込めてこの5年間を振り返った。

 会見に先立ち、「永世王位」と揮毫(きごう)した色紙を掲げて報道陣の撮影に応じたが、終始ほっとした様子で笑顔が絶えなかった。