「長い中盤戦に」藤井聡太王位VS渡辺明九段 注目の一戦は“雁木”に 激しい展開に解説者警戒/将棋・王位戦第5局
将棋の藤井聡太王位（22）に渡辺明九段（40）が挑戦するお～いお茶杯第65期王位戦七番勝負第5局が行われている。渡辺は永世王位資格獲得を目指し、4連覇中の藤井王位を相手に激突している。
作戦の岐路に立つ藤井王位と積極的な攻めを見せる渡辺九段。局面は激しく、長い中盤戦に突入している。
持ち時間は各8時間の2日制で、藤井聡太王位は神戸牛と淡路島産玉葱の丼ぶり膳を注文、渡辺明九段は国産うな重を選択している。
将棋の藤井聡太王位（竜王、名人、王座、棋王、王将、棋聖、22）に渡辺明九段（40）が挑戦する伊藤園お～いお茶杯第65期王位戦七番勝負第5局は8月27日、兵庫県神戸市の「中の坊瑞苑」で対局を行っている。注目の一戦は、後手の渡辺九段が「雁木」を志向。これまでのシリーズで3勝1敗の藤井王位は、本局に勝てば防衛5連覇と自身2つ目となる永世称号獲得が決まる一局とあり、大きな注目が集まっている。
「永世王位」資格の獲得を目指す藤井王位に、自身初となる王位のタイトル奪取を狙う渡辺九段が激突している注目の七番勝負。終盤戦に突入したシリーズは、神戸・有馬温泉の旅館「中の坊瑞苑」を舞台に争われている。
永世王位の偉業を達成した棋士は、これまでに故・大山康晴十五世名人、中原誠十六世名人（76）、羽生善治九段（53）の3人のみ。藤井王位が本シリーズを制し、歴代4人目の永世称号資格保持者となるのかが、大きな見どころのひとつとなっている。
本局は、1勝3敗で後が無くなった渡辺九段が後手番で雁木を志向。藤井王位が積極的な攻めを決断すると、作戦の岐路とあり手を止めて1時間31分の長考に沈む場面もあった。作戦巧者として、本七番勝負でも様々な作戦を絶対王者へぶつけてきた渡辺九段は、後手番でどのような構想を見せるのか。盤上はすでに激しい展開に突入しており、ABEMAの中継で解説を務める北浜健介八段（48）は、「長い中盤戦になりそう」と印象を語っていた。
持ち時間は各8時間の2日制。
【昼食の注文】
藤井聡太王位 神戸牛と淡路島産玉葱の丼ぶり膳、お～いお茶 宇治抹茶
渡辺明九段 国産うな重膳
【昼食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太王位 7時間9分（消費51分）
渡辺明九段 5時間42分（消費2時間18分）
（ABEMA/将棋チャンネルより）
