土砂崩れ現場から「救出の瞬間」 “過去最強”台風10号の影響は愛知県でも…鹿児島県に異例の「特別警報」
過去最強クラスの「台風10号」が日本列島に接近し、愛知・蒲郡市で土砂崩れが発生。家族が巻き込まれ、救助活動が続く。
鹿児島県でも特別警報が出され、広瀬修一キャスターが現地の様子を伝える。強風や波の様子が伝えられる。
台風10号は九州に上陸する見込みで、列島を縦断する可能性も。大雨や暴風に備える必要がある。
過去最強クラスの「台風10号」は、28日朝から奄美大島の北をゆっくりと北上し、各地に大雨と強風をもたらしながら、屋久島の西の海上を北に進んでいる。
台風の影響は遠く離れたエリアにも及び、愛知・蒲郡市では、27日夜遅くに土砂崩れが発生し、5人が住む住宅が土砂の下敷きになった。
台風10号から遠く離れた愛知・蒲郡市で起きた土砂崩れ。
住宅には70代の夫婦と30~40代の子供3人が住んでいて、40代の長女は約2時間後に救助され軽傷。
さらに土砂崩れから12時間以上経った28日午前10時15分ごろ、40代の次女が救助された。助け出された次女は重傷だ。そして午後2時すぎには70代の妻が発見されたが、意識や呼吸がない状態だという。
過去最強クラスの「台風10号」の接近により、「特別警報」が出された鹿児島県。
午後4時頃の指宿市内は…。
広瀬修一キャスター:
横殴りの風です。東側から雨が風にのってやってきました。
午後5時頃には…。
広瀬キャスター:
こちらは100メートルいくと鹿児島湾です。目の前にある用水路は、今、鹿児島湾から波が逆流してきています。白波が立っていますが、波がどんどん上ってきています。
そして、午後6時ごろには…。
広瀬キャスター:
ヤシの木が、ユッサユッサと非常に大きく揺れています。
広瀬キャスター:
奥に波消しブロックがあります。波消しブロックに波が当たると、数メートルというような高さでしぶきが上がります。
非常に強い台風10号は、屋久島の西の海上をゆっくりと北上していて、29日以降に九州に上陸する見込みだ。その後も遅いスピードで列島を縦断する可能性があり、長引く大雨や暴風に厳重な警戒が必要だ。
(「イット!」8月28日放送より)