「世界一聞きたい台風の授業」 台風10号接近で延期「皆様の安全を考慮し、このような判断」

AI要約

台風科学技術研究センター(TRC)が台風10号接近に伴い講義延期を発表

台風10号の28日の西日本上陸の可能性と大荒れの天気予報

TRCの台風に立ち向かう防災研究をテーマにした講義延期

 台風研究の専門機関「台風科学技術研究センター(TRC)」が25日、公式X(旧ツイッター)を更新し、台風10号の接近に伴い、27日に予定していた「世界一聞きたい台風の授業」の講義を延期すると発表した。

 「重要なお知らせ」と題した投稿で、「台風10号の接近に伴い、8/27(火)に予定しておりました『世界一聞きたい台風の授業3 2限目』を延期することといたしました」と発表した。

 日本気象協会「tenki.jp」によると、強い勢力の台風10号は28日ごろに西日本に接近し、上陸する可能性がある。27、28日は大荒れの天気になる恐れがあり、暴風や大雨、高波、高潮に厳重な警戒を呼びかけている。

 こうした事態を受けて、同センターでは「楽しみにしてくださっていた皆様には大変申し訳ございませんが、皆様の安全を考慮し、このような判断と致しました。延期日程は、改めてお知らせいたします」と理解を求めた。

 講義はTRCの森信人・副センター長を講師に、「台風に立ち向かう防災研究」をテーマに行われる予定で、ネット上で参加者を募集していた。今回が“2限目”で、12月まで計5回の講義が予定されている。

 同センターは、横浜国大の総合学術高等研究院内に21年に設立された、日本初の台風研究機関。台風のほか防災、エネルギー化学、航空開発などさまざまな分野に関する研究、新技術の社会実装を目指している。