【台風最新情報】進路は“東寄り”に…「台風10号」27日から28日にかけて四国~関東に上陸の恐れ 湿った空気流れ込みゲリラ雷雨に注意

AI要約

愛知・一宮市での道路冠水やスマホ修理店での水没修理依頼増加について報告。

台風10号の影響で日本列島に台風のサンドイッチ状態が続き、近畿から関東に影響が及ぶ予報。

中部国際空港では台風対策として備蓄品の準備が進められている様子が伝えられています。

23日午前6時半ごろの愛知・一宮市は、道路が川のように冠水していました。

対向車が水をかき分け走行し、水面が波打つ様子も確認できます。

一宮市では、午前4時半過ぎまでの1時間に64mmの非常に激しい雨が降りました。

現在、北海道に接近している低気圧は台風9号が衰えたもの。

そして、南の海上からは台風10号が迫っており、日本列島はいわば“台風のサンドイッチ”状態。

東京都心でもゲリラ雷雨が連日発生する中、スマホ修理の専門店には異変が起きていました。

連日のゲリラ雷雨で、水没したスマホの修理依頼が増えているといいます。

スマホ修理王 新宿店・藤山敏彦店長:

通常は1日に1件、水没の問い合わせがあるかないか。(最近は)1日に2、3件に。

各地にゲリラ雷雨をもたらす原因とみられる、台風10号。

気象庁のスーパーコンピューターが算出した雨と風の予想を見てみると、27日から近畿、東海、関東の沿岸部で雨、風が強まり始め、夜になると台風本体が近づきます。

そして、日付が変わった28日の通勤時間帯に静岡、東京付近に上陸し強い雨と風をもたらす予想です。

最新の進路予想では、来週27日(火)から28日(水)にかけて、四国から関東に上陸するおそれがあります。

21日は、小さな渦状の雲でしたが、時間とともに雲が大きな円となり勢力が強まっていることが見て取れます。

三重県の沿岸部では、すでに備えが始まっていました。

台風で波が高くなる前に、漁師たちは、沖に設置してある定置網を引き揚げる作業を行っていました。さらに、中部国際空港内にある倉庫には、水や食料などの備蓄品が入った段ボールの箱がずらりと並んでいました。

中部国際空港の保安警備グループ・浅井達也さんによると、8000人X3日分の飲料・食料、毛布や簡易トイレを備蓄しているということです。

24日は、台風10号から湿った空気が流れ込み、九州から東北にかけて広く大気の状態が不安定となります。ゲリラ雷雨へのさらなる注意が必要です。