選挙ポスター、品位規定新設 9月の与野党合意目指す 自公

AI要約

自民、公明両党は不適切ポスター掲示問題を踏まえ、公職選挙法改正でポスター品位保持規定を新設する方針で一致

公明党は営利目的ポスターに罰則を設けることも検討、候補者名の確実な掲載を担保

秋の国会で公選法改正を実現したいとの意向を示す

 自民、公明両党は23日、7月の東京都知事選での不適切ポスター掲示問題を踏まえた実務者協議を国会内で開き、公職選挙法を改正してポスターに関する「品位保持」規定を新設する方針で一致した。

 野党に協議を呼び掛け、9月中の与野党合意を目指す。早ければ今秋見込まれる臨時国会で改正したい考えだ。

 知事選ではほぼ全裸の女性や風俗店の宣伝を載せたポスターが掲示板に貼り出され、社会問題化した。自公実務者は営利目的のポスター掲載に罰則を設けることも確認。候補者名が確実にポスターに記されるよう担保する措置が必要だとの認識も共有した。

 公明党の石井啓一幹事長は記者会見で、公選法改正について「秋の国会で実現させたい」と強調した。