高市早苗氏、来週中に出馬表明で調整 自民総裁選は前回2位も…推薦人集め苦戦か
女性初の総理を目指す高市早苗経済安保担当大臣(63)と林芳正官房長官(63)が出馬表明を予定。
岸田派からは、上川陽子外務大臣(71)も出馬を模索し、候補が増加している様子。
さらに、石破茂元幹事長(67)や河野太郎デジタル大臣(61)も出馬を検討しており、ポスト岸田の座を巡る競争が激しくなっている。
「ポスト岸田」の動きが加速しています。女性初の総理を目指す高市早苗経済安保担当大臣(63)は、来週にも出馬表明する予定です。
林芳正官房長官(63)も、27日にも正式に出馬を表明する方向で調整していることが分かりました。
林長官と同じ岸田派からは、初の女性総理を目指す上川陽子外務大臣(71)が岸田文雄総理大臣を訪ねました。
上川外務大臣
「(岸田総理から)新しい挑戦に対して励ましの言葉頂きました。チームで仲間を増やしていくということで、一気に勢いが加速しているような感じが致します」
同じ派閥から2人が出馬を探る展開に、専門家は次のように話します。
政治ジャーナリスト 田崎史郎氏
「岸田派は会社組織で社長が岸田さん、副社長が林さん、上川さんは取締役でもない。岸田さんが退いた場合、林さんが順番だが、上川さんの認識は岸田派は解散を決めていて、派閥にとらわれなくていい」
「ポスト岸田」と目されている面々。国民人気が高い石破茂元幹事長(67)は24日に地元で、週明けには河野太郎デジタル大臣(61)が出馬表明するとみられています。
さらに、高市大臣も来週中に出馬表明する方向で調整に入りました。
高市大臣
「国家経営を担うべく、心を固めているところです」
2006年、第1次安倍内閣で初入閣。その後、総務大臣や党の政調会長を務め、順調に実績を重ねてきました。
3年前には、総裁選にも名乗りを上げました。高市大臣の後ろ盾となっていたのが、安倍晋三元総理大臣でした。
国会議員票では114票を獲得し、岸田総理に次ぐ2位で負けはしましたが…。
安倍元総理(2021年)
「私たちは高市さんを通じて、本来、自民党はどうあるべきか、しっかりと訴えることができたと思います」
高市大臣は、すでに次を見据えていました。
高市大臣(2021年)
「私は歩みを止めません。絶対に歩みを止めません」
前回114票を獲得した高市大臣だけに、20人の推薦人を集めるのはたやすいように思えますが…。
田崎氏
「3年前の総裁選で、国会議員票114票はほぼ安倍元総理が声掛けて集めた。本来なら協力してくれた114人とちゃんと付き合ってれば、推薦人集めに苦労するはずがない。普段の人間関係を維持する努力してこなかった」
来週、出馬表明を巡る動きが激化しそうです。
(「グッド!モーニング」2024年8月23日放送分より)