部下にパワハラ的言動 署長を本部長訓戒、近く異動へ 神奈川県警

AI要約

神奈川県警、中田警視正のパワハラ的な言動に対し本部長訓戒

部下に対する言動が問題視され、異動が近いと報じられる

県警は懲戒処分について公表せず、事実関係を確認したとコメント

 部下にパワハラ的な言動をしたとして、神奈川県警が22日、戸部署長の中田好一警視正(59)を本部長訓戒としたことが警察関係者への取材でわかった。業務に支障が出る可能性もあるとして、近く異動するとみられる。

 戸部署は署員約300人の大規模署で、横浜駅やみなとみらい21地区などのある横浜市西区全域を管轄する。中田署長は今年3月に相模原市警察部長から着任した後、幹部署員への対応をめぐり、警務部長から指導を受けたが、その後、幹部署員に「責任取れるのか」など複数のパワハラ的な言動をした疑いがあるとして、監察官室が複数の署員から事情を聴いていた。

 中田署長は指導の一環などと説明したとみられるが、パワハラに該当する言動があったとして本部長訓戒にしたという。

 県警は免職や停職、戒告などの懲戒処分については原則、公表しているが、今回の「訓戒」や注意など、監督上の措置は発表していない。県警は取材に「事実関係を確認のうえ、適切に措置を講じた」としている。(村上潤治、中嶋周平)