【独自】食べ頃狙った野菜ドロボー 「うちの野菜をなんやと思ってるんや」2カ月で4回の被害、別の犯人も 京都市山科区

AI要約

京都市で農家の野菜が盗まれる事件が相次いでいる。ナスやトマトを盗むドロボーが現れ、被害が広がっている。

被害農家は対策を講じる一方で、憤りを口にし、警察が犯人逮捕に向けて捜査を進めている。

野菜ドロボーによる被害は周辺でも確認され、農家の丹精込めた作物が次々と盗まれる問題が深刻化している。

【独自】食べ頃狙った野菜ドロボー 「うちの野菜をなんやと思ってるんや」2カ月で4回の被害、別の犯人も 京都市山科区

京都市にある農家の畑で、“食べ頃野菜”を堂々と盗む“野菜ドロボー”がカメラにとらえられた。

ドロボーは、収穫間近になったナスを品定めし、懐に入れて持ち去ったという。

さらに同じ畑では、別の犯人による野菜ドロボーが相次いでいる。

京都市山科区の畑で8月15日午前0時半過ぎ、1つ1つ収穫直前の野菜を品定めし、旬の野菜を盗み取っていくドロボーの姿があった。

さらに被害者は、「全然違う人間が現れたっていうので。堪忍袋はたぶん緒が切れる」と話し、怒りをあらわにしている。

実はこの畑では、過去に別のドロボーによる被害も相次いでいたのだ。

ナスを栽培する畑にキャップをかぶり、ネックレスをつけたドロボーが現れた。

ドロボーは葉っぱをかき分け、1本1本その出来映えを確認していたが、その手には、すでに抱えきれないほどの量のナスが抱えられていた。

その後、実ったナスを1つ1つじっくりと品定めすると、闇夜に姿を消していったという。

被害を受けた野菜農家は、「本当に一言で言うと、『ふざけるな!』って話」と強い語調で語っている。

野菜の盗難は一度だけでなく、別のドロボーによる窃盗も起きていた。

7月14日、同じように深夜の畑に姿を現したドロボーは、手当たり次第に実ったトマトをもぎ取り、次々と袋の中へと詰めていった。

さらに、別の日にもドロボーは現れ、今度はトマトだけでなく、キュウリも懐に入れ立ち去った。

野菜が盗まれる被害は確認できたものだけでも、約2カ月間に4回だった。

農家によると、今回現れた野菜ドロボーは、これまでのドロボーとは違う“特徴”があるという。

野菜農家は、その“特徴”について、「前は小さなモノを含めて、無差別で盗まれていたが、今回は確実に食べ頃で、みんな食べられるようなサイズだけ」と語る。

ドロボーは、収穫最盛期の“食べ頃”のナスを狙っていたのではないかという。

さらに、「泣き寝入りしている農家さんが非常に多い」と語り、周辺の畑でも同様の被害があるという。

被害に遭った野菜農家では、今後は防犯カメラの台数を増やすなど、さらなる対策を講じる予定だという。

しかし農家は、丹精を込めて育てた野菜を次々に盗み取られ、「『うちの野菜をなんやと思ってるんや、お前らは!』という、ものすごい憤りが以前の比じゃないくらい、ブワっと湧き上がります」と強い憤りを口にしていた。

警察は、野菜を盗んだ人物たちの行方について捜査を進めている。

(「イット!」 8月21日放送より)