陸自のオスプレイが札幌の駐屯地に飛来 市長「情報提供不十分」

AI要約

札幌・丘珠駐屯地に飛来した陸上自衛隊木更津駐屯地所属のV22オスプレイについて、飛行ルートや詳細が非公開となっていることから市民の不安が高まっている。

オスプレイは2023年11月の鹿児島県での墜落事故以来、道内飛来は初めてであり、安全性や飛行ルートに関する情報開示が求められている。

札幌市の秋元克広市長は、不安感を抱く市民のためにも、オスプレイの性能や飛行ルートについて最大限の情報提供を求めている。

陸自のオスプレイが札幌の駐屯地に飛来 市長「情報提供不十分」

 陸上自衛隊木更津駐屯地所属の輸送機V22オスプレイが21日、札幌・丘珠駐屯地に飛来した。ただ、飛行ルートなど詳細は公開されず、札幌市の秋元克広市長は同日の記者会見で「市民の不安解消について最大限努力してもらいたいとお願いしている。(不安解消へ)十分な情報提供がなされていない」との認識を示した。

 2023年11月に鹿児島県・屋久島沖で起きた米軍CV22オスプレイの墜落事故後、オスプレイの道内飛来は初めて。飛行ルートや訓練時間、回数は非公表となっている。これに対し、秋元市長は「オスプレイの性能も含め、非常に不安を感じている方がいると承知している」と述べ、安全性や飛行ルートについて情報開示するよう求めた。【高山純二】