もしも“ご近所トラブル”に巻き込まれたら… 「手紙でやり取り」「仲介業者に相談」なども 弁護士に聞く対処法

AI要約

各地で起きている信じがたいご近所トラブルの事例を紹介。子供の騒音、大音量なゲーム配信、花火や石の投げつけなどが報告されている。

近所トラブルの増加背景には、昔ほどのご近所付き合いがないことが挙げられる。コミュニケーション不足がトラブルを引き起こす原因となっている。

トラブル解決方法として、直接話し合いが難しい場合は近所の人や手紙を通じてのやり取り、民事調停など第三者を介した解決策が有効であることがアドバイスされている。

もしも“ご近所トラブル”に巻き込まれたら… 「手紙でやり取り」「仲介業者に相談」なども 弁護士に聞く対処法

信じがたいトラブルが各地で起きています。もしもご近所トラブルに巻き込まれた際は、どう対応すればいいのでしょうか?まずは、実際にあったトラブルを東海3県100人にアンケートをとりました。

●岐阜県50代男性

深夜に子供が外で騒いでいる

●三重県20代女性

夜中に大音量でテレビゲームの配信をしていて眠れなかった

(山内彩加アナウンサー)

これは、ただゲームをやっているのではなくて、喋りながら実況をしている人がいたということですね。これは眠れないでしょうね。こちらも驚きです。

●愛知県70代男性

花火を打ち込まれた

●愛知県30代女性

隣の人に石を投げられた

(山内アナ)

みなさん、様々なご近所トラブルを経験しているようです。

■ご近所トラブルに巻き込まれたら… 弁護士に聞く

(若狭アナ)

近所のトラブルが増えている背景というのはあるんでしょうか?

(山内アナ)

名城法律事務所の正木健司弁護士に聞きました。なぜトラブルが増えているのかと言いますと「ご近所付き合いが昔ほどない」「付き合いがないためすぐに争いになる」ということでした。

お互い知った中であれば、これはお互い様だよねで済むことも、付き合いがないからこそ争いになってしまうということですね。

(若狭アナ)

直接言うと逆恨みも怖いですが、解決方法というのは、どんなことがあるんでしょうか。

(山内アナ)

正木弁護士によりますと、「話が直接できない場合は、近所の人や仲介業者などに入ってもらう」また、言葉で直接やり取りするのではなく「手紙でやり取りするという方法も有効」ということです。

(若狭アナ)

当人同士でない解決方法もあるということですね。

(大石邦彦アンカーマン)

第三者にお願いする、例えば皆さんがお住まいの自治体、行政に相談してみるというのも一つの手かと思います。それでもダメな場合は最終的には民事裁判というところも考えられるんですが、ここまでいくと勝ち負けがはっきりしますよね。

そうなると、その後の溝も深まるので仲介業者ではないんですが、裁判所に仲介に入ってもらうという方法もあります。

これは民事調停ということなんですが、裁判所が間に入ってお互い話し合うと。そうすることで、手続きも簡単、費用も(訴訟に比べ)安いし、期間も短くて済むので、民事調停などいろいろな方法があるということは、頭の片隅に入れておいてほしいですね。