野田佳彦元首相に代表選出馬要請へ 立憲・千葉県連の有志ら19日に

AI要約

立憲民主党千葉県連の奥野総一郎会長が、党代表選に向けて野田佳彦元首相に出馬要請する準備を進めていることが明らかになった。

野田氏自身は出馬に関して慎重な姿勢を示し、自己観照が必要だと話した。

枝野幸男前代表や泉健太代表の出馬が取り沙汰される中、野田氏はさらなる候補出現を提唱している。

野田佳彦元首相に代表選出馬要請へ 立憲・千葉県連の有志ら19日に

 立憲民主党千葉県連の奥野総一郎会長(衆院議員)は18日、9月に実施される党代表選に向けて、県連所属の国会議員や地方議員ら有志が19日に野田佳彦元首相(67)=衆院千葉4区=に出馬要請すると明らかにした。千葉県内で開いた会合で語った。会合には野田氏も同席したが、代表選への対応については明らかにしなかった。

 野田氏は会合で講演し、自身の代表選出馬については「私の場合は、刷新感が全くないので、よくわきまえたい」と慎重姿勢を崩さなかった。会合後の記者団の取材には、松下政経塾の創設者である松下幸之助氏が説いたという言葉を引用し「本当に自分でいいのかどうかという『自己観照』が必要だと思っている。政権交代は十数年おきにしかこないチャンス。私が壊すわけにはいかない」とも語った。

 一方で、枝野幸男前代表や泉健太代表の代表選出馬が取り沙汰されている現状については「もう1人、2人出た方がいいのではないか」と述べた。【田辺佑介】