3人死亡、放火視野に捜査 80代夫婦と50代長男と判明

AI要約

北海道室蘭市で3人が死亡した住宅火災で、事件の背景や犯人の動機が明らかにされる可能性がある。

被害者は無職の高齢夫婦と50代の息子であり、悲劇的な結末となった。

警察は家族間のトラブルや放火の可能性を調査中で、事件の真相が浮かび上がってくることが期待される。

 北海道室蘭市で3人が死亡した16日の住宅火災で、北海道警は18日、火元の住宅は無職渡部清秋さん(83)と80代の妻、50代の長男の3人暮らしと特定したと明らかにした。遺体や現場の状況などから、死亡したのはこの3人とみており、いずれかが放火した疑いを視野に、家族間のトラブルの有無などを捜査する。

 道警によると、司法解剖の結果、高齢男性は焼死、高齢女性は窒息死、中年男性は一酸化炭素(CO)中毒死と判明。高齢の男女は現場で、中年男性は搬送先の病院で死亡が確認された。

 16日午前5時15分ごろ、室蘭市絵鞆町の渡部さん方から出火し、約2時間後に消し止められた。消防によると、半焼だった。