大分の旅館で458人食中毒の症状 ノロウイルス検出、湧き水汚染か

AI要約

大分県由布市の旅館で提供された食事や湧き水を摂取した458人がノロウイルス感染し、2人が入院したがすでに退院。集団食中毒の可能性が高い。

料理を食べたり湧き水を飲んだのは1~78歳の男女191グループ506人。持ち帰った湧き水も感染の原因かもしれず、注意喚起中。

県は旅館に営業停止命令を出し、別の感染者が出ないように対応を行っている。

大分の旅館で458人食中毒の症状 ノロウイルス検出、湧き水汚染か

 大分県は16日、同県由布市の「旅館 黒嶽荘」で3~12日に提供された食事を食べたり、湧き水を飲んだりした458人が、嘔吐(おうと)や発熱などの症状を発症し、検査の結果、ノロウイルスGIIが検出されたと発表した。2人が入院したが、その後退院したという。集団食中毒とみて調べている。

 大分県食品・生活衛生課によると、料理を食べたり湧き水を飲んだりしたのは、1~78歳の男女で、191グループ506人。食事はせず、湧き水だけを飲んだ人も発症していることから、湧き水がノロウイルスに汚染されていた可能性があるとして、持ち帰った湧き水を飲まないように注意を促している。県は13~15日、旅館に営業停止命令を出した。