台風7号、17日朝も90便欠航 機材繰りで羽田発中心

AI要約

台風7号の影響で航空各社で欠航が相次いでおり、900便以上が欠航し、11万人以上に影響が出る見通し。

気象庁によると、非常に強い台風7号は関東甲信地方や東北地方に接近し、大雨災害の危険度が高まっている。

各航空会社では早朝の便を中心に欠航が相次ぎ、影響を受ける人数が増加している。

台風7号、17日朝も90便欠航 機材繰りで羽田発中心

 非常に強い台風7号の影響で、航空各社では8月17日も機材繰りなどで欠航が発生する。全日本空輸(ANA/NH)と日本航空(JAL/JL、9201)、ソラシドエア(SNJ/6J)、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)、ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)、ZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)の6社で、17日は90便が欠航し、11万人以上に影響が出る見通し。

 16日はANAとJAL、スカイマーク(SKY/BC)、ソラシドエア、ピーチ、ジェットスター、ZIPAIRの7社で863便が欠航。約14万8000人に影響が出た。

 気象庁によると、非常に強い台風7号は、16日午後3時の推定で八丈島の北東約160キロにあり、17日昼前にかけて暴風域を伴い、非常に強い勢力で関東甲信地方や東北地方に接近する見込み。線状降水帯が発生する可能性があり、関東甲信地方では16日夜にかけて、東北地方では16日夜から17日午前中にかけて発生し、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があるとしている。

◆ANA

 ANAでは、17日は国内線32便と国際線2便の計34便が欠航。約2640人に影響が出る見込み。国内線は使用機材の手配がつかないためで、羽田午前6時25分発の伊丹行きNH985便など、早朝の羽田発便を中心に欠航する。

 国際線は、メキシコシティ発成田行きNH179便と香港発成田行きNH812便が欠航する。

◆JAL

 JALでは、17日は国内線36便と国際線6便の計42便が欠航。約7203人に影響が出る見通し。国内線は羽田午前6時30分発の伊丹行きJL101便など、早朝の羽田発便が欠航する。

 国際線は、メルボルン発成田行きJL774便、バンコク発関西行きJL728便、北京発羽田行きJL20便、上海(浦東)発羽田行きJL80便、成田-グアム線1往復2便(JL941/942)が欠航する。

◆ソラシド

 ソラシドエアでは、17日は午前6時台と7時台の羽田発合わせて6便が欠航。約610人に影響が及ぶ見込み。

◆ピーチ

 ピーチでは、17日は成田発関西行きMM312便など国内線5便が欠航。868人に影響が及ぶ見通し。

◆ジェットスター

 ジェットスター・ジャパンでは、17日は台北発成田行きGK12便とマニラ発成田行きGK40便の国際線2便が欠航。339人に影響が出る見込み。

ZIPAIR

 ZIPAIRでは、17日はシンガポール発成田行きZG54便が欠航する。

 そのほかの航空会社も、最新情報をウェブサイトなどで確認するよう呼びかけている。