【解説人語】戦場体験者ゼロに現実味、恩給受給者1千人 終戦79年

AI要約

今年は終戦79年となり、戦場体験者の数が減少し、記憶の継承が課題となっている。

旧日本軍の「普通恩給」受給者数が減少し、戦場体験者が急速に減っている。

市民グループが元兵士や戦場体験者の記憶と記録の継承に取り組んでいる。

【解説人語】戦場体験者ゼロに現実味、恩給受給者1千人 終戦79年

 今年は終戦79年となります。戦場を体験した人たちが少なくなり、記憶を語り継ぐことが難しくなってきています。

 旧日本軍で一定期間勤務した旧軍人に支給される「普通恩給」の受給者数は、今年3月末時点で1093人と前年より788人減りました。「戦場体験者」がゼロになることが現実味を帯びています。

 元兵士や戦場体験者の記憶と記録の継承に取り組む市民グループを取材した東京社会部の渡辺洋介記者が解説します。(渡辺洋介、動画制作・小林孝也)