「日本館」建設費、143億円に 大阪万博、一部工事追加

AI要約

2025年大阪・関西万博で政府が出展するパビリオン「日本館」の契約額が143億9千万円になることが分かった。設計変更などでコスト削減を図り、総費用は最大360億円を超えないようにする方針。

日本館は展示内容確定に伴い、2階建てに変更される。構造の簡素化や空調見直しも進められ、増額分を抑えた。

日本館は25年2月末に完成予定。

 2025年大阪・関西万博で政府が出展するパビリオン「日本館」の建設費の契約額が約143億9千万円となったことが14日、国土交通省への取材で分かった。当初の約76億8千万円に、内装などの一部工事費を追加した。人件費や資材高騰の影響も受けたが、設計変更などでコスト低減を図り、建設から解体までの総費用は従来予定していた最大360億円を超えないようにする。

 発注元の国交省近畿地方整備局によると、展示内容の確定に伴い、今月7日に契約額を確定した。コスト削減のため、鉄骨3階建ての計画から2階建てに変更。構造の簡素化や空調の見直しも進め、増額分を抑えた。

 日本館は25年2月末に完成予定。