「溺死はゼロにしたい」服を着たまま浮く“着衣泳”を指導!命を守るために岩崎恭子さんが奮闘【アスヨク!】
競泳の金メダリスト岩崎恭子さんが着衣泳の体験教室を行い、服を着たまま浮く方法を指導している。
岩崎さんは水難事故のゼロ化を目指し、身近な物を使った浮き方を教えている。
岩崎さんは安全に遊ぶ楽しさを伝える活動を通じて、夏の水辺での事故を減らすために奮闘している。
プールで楽しそうに遊ぶ子供たちの姿。よく見ると洋服を着て、靴も履いたままです。
岩崎恭子さん:
靴がある人は絶対浮くから。もっと力抜こう、力入ってる。
行われていたのは、“服を着たまま浮く方法”を学ぶ「着衣泳の体験教室」です。
指導にあたるのは、1992年バルセロナ五輪、競泳の金メダリスト岩崎恭子さんです。
岩崎恭子さん:
無理って言われるかもしれないけど、“溺死はゼロにしたい”、悲しい事故ってなくしたいですよね。
夏になると、後を絶たない水難事故の悲しいニュース。そこで岩崎さんは、身近にある物を使って「浮いて助けを待つ方法」を指導しているのです。
岩崎恭子さん:
投げます、ほら(軽くて)届かない。お菓子を袋に入れてあげる、洋服を入れて(重くする)めがけて投げてあげる、それで浮く。
現役引退後に、初めて着衣泳を経験した岩崎さんは、身をもって服を着たまま泳ぐ事の難しさを知り、全国各地で着衣泳を広める活動を行っています。
岩崎恭子さん:
オリンピックに出て、競泳を極めたからこそ、たくさんの方に響くんじゃないかなと思って怖いことばかり伝えるのではなくて、安全に遊べばすごく楽しいものになるんだよというのも、私は一緒に伝えていきたいんです。
夏休みに入り、海やプールに出かける機会も増えます。安全に遊んで、悲しい事故がゼロになって欲しいと願い奮闘する岩崎恭子さんの活動はあすも続きます。
(「イット!」7月24日放送より)