石破氏ら超党派、有事見据え連携 台湾副総統と会談
自民党の石破茂元幹事長らが台湾を訪問し、蕭美琴副総統と会談。平和維持や日台協力強化について意見交換。
石破氏は有事時の連携強化の重要性を強調し、中国の武力行使に対する警戒を呼びかけ。
議員団は他の台湾の要人との会談も予定しており、日台関係のさらなる協力を模索。
【台北時事】自民党の石破茂元幹事長ら超党派の国会議員有志は12日、台湾を訪問し、蕭美琴副総統と台北の総統府で会談した。
アジア太平洋地域の平和維持や、日台間の協力強化について意見交換。会談後、石破氏は「仮に(台湾海峡で)有事が起こったらどうするか、よく連携を深めていくことで完全に意見の一致を見た」と記者団に語った。
石破氏はまた、「中国が仮に武力行使しても成功しない、あるいは大変な代価を払うことになることを、よく認識させることが重要だ」と指摘した。
議員団は「日本の安全保障を考える議員の会」のメンバーで、石破氏と、立憲民主党の渡辺周元防衛副大臣、教育無償化を実現する会の前原誠司代表ら計6人が参加。14日までの滞在中、頼清徳総統や蔡英文前総統、顧立雄国防部長(国防相)らとの会談も予定している。