自民小林鷹之氏、派閥主導に反対 安倍派役職外しに異論

AI要約

小林鷹之前経済安全保障担当相は、9月の自民党総裁選への出馬が取り沙汰される中、派閥主導の総裁選に反対の考えを示した。

番組で述べた発言からは、党の明日を重視し、従来の派閥の力学に疑問を投げかけている姿がうかがえる。

さらに、安倍派議員らの処遇についても異論を唱え、党改革に賛同する姿勢を示している。

 9月の自民党総裁選へ出馬が取り沙汰される小林鷹之前経済安全保障担当相は11日のフジテレビ番組で、従来のような派閥主導の総裁選に反対する考えを示した。「派閥の力学で動くとしたら党の明日はない」と繰り返し述べた。裏金事件で役職を外された安倍派議員らの処遇に関し「もう少しバランスを取った方がいい」と異論も唱えた。

 番組では、総裁選への出馬意欲を問われ「今は政治家としての力を高めることに尽きる」と述べるにとどめた。解散方針を決めた安倍派の福田達夫筆頭副幹事長ら中堅議員3人が9日に発表した党改革を求める緊急提言について「大きな価値がある」と評価した。