囲碁を通じ仙台盛り上げ 一力遼三冠のフェスティバル・地元で初開催

AI要約

一力込河竜三冠が地元仙台で囲碁フェスティバルを開催

初日は子ども大会や対局などが行われ、地元を盛り上げる取り組みが行われた

一力込河三冠が欠席するも芝野虎丸名人や藤沢里菜女流三冠が参加し、囲碁の楽しさを広める

 囲碁の一力遼三冠=棋聖、天元、本因坊=の地元仙台で、囲碁を通じて地元を盛り上げようと「一力遼杯仙台囲碁フェスティバル」が10日、仙台市内で始まった。

 囲碁ファンの裾野を広げる狙いもあり、11日まで2日間の日程で開かれる。

 初日の10日は「子ども大会」で高校生まで腕自慢の約80人の参加者が午前10時半から対局をスタート。初級者向けの「9路・13路クラス」の成績優秀者らは、フェスティバルの盛り上げに急きょ、仙台に駆け付けた芝野虎丸名人と記念対局した。11日には一般大会が予定されている。

 一力三冠は当初2日間とも参加の予定だったが、「第10回応氏杯世界選手権」の決勝5番勝負のため欠席。代わりに、10日は芝野名人、11日は藤沢里菜・女流三冠が応援で参加することになった。

 3棋士はいずれも囲碁道場「洪(ほん)道場」(東京)の出身で、一力三冠の地元仙台を盛り上げようと、洪道場や宮城県内の囲碁関連団体で構成する実行委員会が仙台市内で初めて開催した。

 イベントの準備・実行に当たったプロ棋士の洪清泉さんは「これから毎年開ければ。囲碁の楽しさを広めていきたい」と話していた。