JAL予定通り運航 搭載燃料増やすなど対応 巨大地震注意で

AI要約

宮崎県沖の地震によりJALとANAの便が欠航したことや、気象庁が南海トラフ地震注意を発表したことによる航空会社の対応について報告。

気象庁の警告を受けて、JALとANAが燃料量を増やしたり、代替空港を設定するなどの対策をとっている。

JAL予定通り運航 搭載燃料増やすなど対応 巨大地震注意で

 宮崎県沖の日向灘を震源とする地震の影響で、日本航空(JAL)は8日に宮崎県と福岡県の空港を離着陸する6便を欠航。全日空(ANA)も宮崎県を離着陸する4便を欠航したほか、地震発生中に宮崎空港に向かっていた1便について、点検作業などで同空港が閉鎖されたため、福岡空港に目的地を変更した。9日はJALは予定通り運航し、ANAは2便が欠航したという。

 気象庁は8日、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を初めて発表し、今後1週間は巨大地震に注意するように呼び掛けている。

 これを受けてJALは、注意の対象に指定されている沖縄県から茨城県までの1都2府26県の空港を離着陸する便について、緊急時に引き返せるように搭載する燃料の量を増やして対応。ANAも注意の対象となる自治体の空港を離着陸する便について、緊急時に目的地とする代替空港を設定している。(増山祐史)