南海トラフ岐阜最大震度6弱想定、巨大地震注意「デマ警戒、冷静な行動を」県が呼びかけ

AI要約

岐阜県が南海トラフ地震に備えて県災害警戒会議を開催し、防災対策の再確認や情報収集を指示。

県民には家具の固定や避難場所の確認、備蓄の確認など地震への備えを呼びかけ。

想定される被害は震度6弱で建物全壊3万5千棟など。防災対策の重要性が示唆されている。

南海トラフ岐阜最大震度6弱想定、巨大地震注意「デマ警戒、冷静な行動を」県が呼びかけ

 岐阜県は8日夜、県庁で県災害警戒会議を開いた。大森康宏副知事は県や市町村に対し、南海トラフ地震臨時情報発表時の防災対応指針の再確認を指示し、情報収集や連絡体制の確認、防災上重要な施設の点検など防災対策の実施を求めた。

 県民に向けては、家具の固定や避難場所の確認、家族との安否確認手段の取り決め、備蓄の確認など地震への備えとともに「デマに惑わされず冷静な行動を」と呼びかけた。

 2011~12年度県南海トラフの巨大地震等被害想定調査によると、県内は40市町村で最大震度6弱(飛騨市と大野郡白川村は震度5)が想定され、建物全壊3万5千棟、半壊10万棟、死者470人、負傷者1万3千人、避難者16万1千人が出ると見込まれている。