ラジオ番組で詐欺被害発生を周知 地元局と愛知県警犬山署が連携

AI要約

愛知県警犬山署は、特殊詐欺事件の発生を迅速に住民へ知らせるため、愛知北エフエム放送と連携し、番組内で被害発生を知らせる運用を始めた。

高齢者向けにメール以外の伝達手段として、同局のラジオ放送を活用することで情報の周知を図っている。

水野裕之署長は、リスナーに危機感を持ってもらうためにも、放送を活用する重要性を強調している。

 特殊詐欺事件の発生を迅速に住民へ知らせて被害を減らそうと、愛知県警犬山署は9日、同県犬山市の愛知北エフエム放送と連携し、番組内で被害発生を知らせる運用を本格的に始めた。従来のメール以外にも伝達手段を増やし確実に周知する狙いがある。

 署によると、高齢者から「メールでは字が読みにくい」といった意見が寄せられ、他の手段として信頼度の高い同局のラジオ放送が浮上。リスナーには30~40代も多く、子から高齢の親に伝えることも期待できるという。

 水野裕之署長は「(放送があったら)危機感を持ってもらえたら」と呼びかけている。