紙幣探知犬を国内初導入 ラブラドール・レトリバーの「ライラックス号」「トリ号」 現金のにおい嗅ぎ分け 東京税関

AI要約

成田空港で導入された国内初の紙幣探知犬「カレンシードッグ」が犯罪収益の不正持ち出しを防ぐために活躍する。

紙幣探知犬は現金のにおいを嗅ぎ分け、税関の規定に従って現金を持ち出そうとしているものを見つけ出す役割を果たす。

将来的には全国の国際空港にも紙幣探知犬が導入されていく予定である。

紙幣探知犬を国内初導入 ラブラドール・レトリバーの「ライラックス号」「トリ号」 現金のにおい嗅ぎ分け 東京税関

犯罪収益などが不正に海外に持ち出されるのを防ぐため、空港などで荷物の中から現金を嗅ぎ分け発見する紙幣探知犬、通称「カレンシードッグ」が国内で初めて導入されました。

成田空港の出国検査場で、スーツケースを確認するラブラドール・レトリバー。国内初の紙幣探知犬、通称「カレンシードッグ」としてきょう、成田空港に導入されたライラックス号とトリ号です。

犯罪収益などを海外に不正に持ち出すことを防ぐため、日本では、100万円を超える現金などをを持って出入国する場合に、税関に申告するよう法律で定められています。

東京税関によりますと、紙幣探知犬は現金のにおいの嗅ぎ分けができるように訓練されていて、申告なしで国外に持ち出されようとしている現金を見つけ出す狙いがあるということです。

2頭は成田空港を中心に活動する予定で、税関は今後、順次全国の国際空港に導入を進めていく方針です。