マイコプラズマ肺炎の感染増加 飛沫感染、マスクで予防を 福岡市

AI要約

福岡市医師会は、マイコプラズマ肺炎の感染拡大に警鐘を鳴らしました。対策としてマスクの着用や予防を呼び掛けています。

小中学生の感染者が増加しており、エアコンが効いた密閉空間での感染が懸念されています。感染者数は全国や福岡県内と比べて増加傾向にあります。

マイコプラズマ肺炎は発熱や頭痛、頑固なせきを引き起こす病気であり、対策の重要性が訴えられています。

マイコプラズマ肺炎の感染増加 飛沫感染、マスクで予防を 福岡市

 福岡市医師会は7日、頑固なせきが続く「マイコプラズマ肺炎」の感染者が福岡市内で増加しており、まれに重症化する恐れがあるため注意を呼びかけた。

 同日、会見した福岡市医師会の中山英樹常任理事は小中学生の感染者が増えているとし、「新型コロナウイルスの感染対策が緩和され、エアコンが効いた密閉空間で過ごすことが要因ではないか。飛沫(ひまつ)感染するのでマスクなどの予防が効果的」と呼びかけた。

 福岡市では7月22~28日の1定点医療機関当たりの1週間の感染者数は4・5人で、全国(同0・78人)や福岡県内(同0・8人)と比べて約6倍となるなど、6月以降は増加傾向が続いている。

 マイコプラズマ肺炎は発熱や頭痛に見舞われ、強いせきが3~4週間続くこともある。【田崎春菜】