額賀衆院議長 皇族数確保は「先延ばしすることのできない課題」今後は衆参正副議長で協議 各党各会派への個別聴取一巡受け

AI要約

額賀衆院議長が各党・各会派からの意見をまとめ、女性皇族の婚姻後も皇室に残る案には共通認識が得られたが、配偶者や子どもを皇族とするかについては議論が必要とされている。

養子縁組を可能とし、旧宮家の男系男子を皇籍に復帰させる案には賛否両論があり、今後の議論が続く方針。

衆参の正副議長4人で意見を集約する段階に入るが、具体的な結論の時期は明言されていない。

額賀衆院議長 皇族数確保は「先延ばしすることのできない課題」今後は衆参正副議長で協議 各党各会派への個別聴取一巡受け

皇族数の安定的な確保策に関する各党・各会派への意見聴取が一巡したことを受け、額賀衆院議長が会見し、今後は衆参の正副議長4人で協議し、とりまとめる方針を示しました。

額賀福志郎 衆院議長

「皇室の問題は、皇族方のご年齢からしても、先延ばしすることのできない課題であり、国民の信託を受けた国会は、立法府の総意を形成する責務を負っております」

額賀議長は全体会議や各党・各会派から個別に聴取した結果を受け、女性皇族が婚姻後も皇室に残る案について「認める方向でおおむね共通認識が得られた」と述べました。

一方、配偶者や子どもを皇族とするかについては「さまざまな意見が述べられていて、今後の議論の対象になる」と述べました。

また、養子縁組を可能とし、旧宮家の男系男子を皇籍に復帰させる案については「積極的な意見も多く述べられたが、反対論もある」として、引き続き議論をしていく考えを示しました。

今後は衆参の正副議長4人で意見を集約していく方針ですが、「できるだけ早く結論を得るように努力していく」と述べるにとどめ、具体的なとりまとめの時期は示しませんでした。