皇族確保策、11党会派からヒアリング 額賀衆院議長「早期に結論を」

AI要約

額賀福志郎衆院議長は、皇族数の確保策について各党会派からのヒアリングが終了したことを受けて記者会見を行った。

ヒアリングで女性皇族の身分保持案には共通認識が得られたが、その夫や子の身分や旧宮家出身者の養子縁組案については議論が続くと述べた。

今後は衆参両院の議長を含む4者で議論をまとめ、早急に結論を出す方針を示した。

皇族確保策、11党会派からヒアリング 額賀衆院議長「早期に結論を」

 額賀福志郎衆院議長は7日、安定的な皇位継承に向けた皇族数の確保策について、各党会派からのヒアリングが一巡したことを受けて記者会見した。額賀氏は今後の議論のあり方について「どのように立法府の総意をまとめるか、早く結論が得られるよう(衆参両院の正副議長の)4者で努力していきたい」と語った。

 ヒアリングは、既に提出した意見書などに尽きるとして個別聴取を辞退した自民、公明を除く11党会派に対して実施された。

 額賀氏は、女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する案については「おおむね共通認識が得られた」と述べる一方、その夫や子の身分については「さまざまな意見が述べられ、今後も議論の対象となる」と説明。旧宮家出身の男系男子を養子縁組で皇族とする案については「積極的な意見も多く述べられたが反対論もあり、引き続き議論していく」と語った。【川口峻】