自民・石破氏「党勢維持に強い影響」 地方票の比重増やさぬ党を批判

AI要約

自民党の石破茂元幹事長が、総裁選での地方票と国会議員票の割合をめぐる党執行部の判断に非難を表明。

裏金事件を受けて行われた政治刷新車座対話で、地方票の比重を増やす要望があったが、党側は変更しない考え。

石破氏は、地方の声を取り上げないことに疑問を呈し、地方の支持を得ることの重要性を強調した。

自民・石破氏「党勢維持に強い影響」 地方票の比重増やさぬ党を批判

 自民党の石破茂元幹事長は7日、9月の総裁選での地方票と国会議員票の割合を現行通りとする党執行部の判断について「(地方が)非常に落胆する。党勢維持に強く影響する」との認識を示した。記者団に語った。

 裏金事件を受けて党が各地で開いた政治刷新車座対話では、党員らによる地方票と国会議員票とが同じ割合で行う算定方法をめぐり、地方票の比重を増やすよう求める声が党員や地方議員から相次いだが、党側は「今からルールは変えられない」(逢沢一郎・総裁選選挙管理委員長)との考えだ。これに対し、石破氏は「いくつかの県連は党本部に申し入れも行っている。やらないならば、なぜなのだ。それぞれの候補者にとって有利とか不利とかそういう話じゃなくて、自民党を支えてもらっている地方の声を取り上げないのはなぜか」と述べた。(森岡航平)