岩本理事長解任手続きへ 東京女子医大、不透明資金で

AI要約

東京女子医大(東京都新宿区)の同窓会組織、「至誠会」に関する不透明な資金動向を巡る第三者委員会報告書を受け、大学理事会が岩本絹子理事長の解任手続きを進める方針であることが明らかになった。

大学側は報告書に基づき、岩本氏を除く理事全員が理事長解任を求め、岩本氏も辞任を検討する姿勢を示している。

理事会は近日中に開かれ、岩本理事長の解任に向けた手続きを進める見通しである。

 東京女子医大(東京都新宿区)の同窓会組織、一般社団法人「至誠会」を巡る不透明な資金の動きなどを調べた第三者委員会が、大学に抜本的な改革を求める報告書をまとめたことを受け、大学理事会が近く岩本絹子理事長の解任手続きを進める方針であることが6日、関係者への取材で分かった。

 関係者によると、大学側は5日、第三者委報告書に関する教職員向け説明会を開催。その中で、岩本氏を除く理事全員が理事長解任を早急に求める結論に達したとの説明があった。岩本氏は、報告書の精査後に辞任も含め検討するという趣旨の発言をしたという。

 7日にも理事会を開催し、理事長解任に向けた手続きを進めるとみられる。