米国滞在中、プールで溺れ中学生死亡 熊本・大津町の国際交流事業

AI要約

熊本県大津町の国際交流事業で米国を訪れた中学生女子生徒がプールで溺れて重体になり、現地で治療を受けていたが死亡したと発表された。

生徒は遊泳施設で溺れた際、ライフガードによって救助されたが、自発呼吸ができず集中治療を受けていた。

交流事業は24回目で、現地のホストファミリーや国際交流団体のボランティアが生徒を見守っていた。

米国滞在中、プールで溺れ中学生死亡 熊本・大津町の国際交流事業

 熊本県大津町は5日、町の国際交流事業で米ネブラスカ州を訪れた際にプールで溺れて重体となっていた中学生の女子生徒が、現地時間の4日、治療を受けていた病院で死亡したと発表した。

 町によると、生徒は現地時間の7月31日、市内の遊泳施設で現地の高校生らと交流中に溺れた。ライフガードに救助されたが自発呼吸ができず、州内の病院で集中治療を受けていた。プールは水深最大約4メートル。ウォータースライダーと飛び込み台を備え、女子生徒は直前にウォータースライダーを楽しむ姿を目撃されていたという。数人のライフガードやホストファミリー、現地の国際交流団体のボランティアが見守っていたという。

 交流事業は1993年に始まり、24回目。今回は町内の中高生10人が参加し、7月26日から12日間の予定で、姉妹都市のネブラスカ州ヘイスティングズ市に滞在していた。互いの訪問団をホームステイで受け入れてきた。来年以降については危機管理の面から改めて検討するとしている。(城戸康秀)