「自分たちの罪を認めて」中三男子いじめ自殺 遺族が加害生徒11人らを提訴 傷害罪の被害届は受理されず

AI要約

大阪府門真市で、中学生がいじめを受けて自殺した事件について、遺族が市と加害生徒に損害賠償を求めて提訴。

いじめはSNSやLINEグループで行われ、第三者委員会が62件のいじめを認定。

遺族は適応障害を発症し自殺した男子生徒の母親が加害生徒に対し罪を認めるよう求め、警察により厳格な取り締まりを望む。

「自分たちの罪を認めて」中三男子いじめ自殺 遺族が加害生徒11人らを提訴 傷害罪の被害届は受理されず

大阪府門真市で、中学3年の男子生徒がいじめを原因に自殺した問題で、遺族が、市と加害生徒に損害賠償を求めて提訴しました。

5日、大阪地方裁判所を訪れたのは、いじめを苦に自殺した中学生の母親です。

門真市の中学校に通っていた男子生徒(当時15)は、おととし、同級生らからのいじめを苦に自ら命を絶ちました。

市の第三者委員会は、去年、「しんでください」などとSNS上で投稿したり、LINEグループで誹謗中傷するなど62件のいじめがあったと認定。

母親が、何度も相談したにも関わらず、学校側が組織的に対応しなかったと指摘しました。

遺族側は5日、男子生徒はいじめで適応障害を発症し、教員らが適切な対応を取らなかったことで自殺したとして、門真市と加害生徒11人に対し、損害賠償を求めて提訴しました。

死亡した男子生徒の母親:(加害生徒には)自分たちの罪をもうそろそろ認めてもらわないと困る。計画的な犯罪だと思っています。

男子生徒の母親は、加害生徒らに対し、警察に傷害罪で被害届を出そうとしましたが、受理されませんでした。

死亡した男子生徒の母親:(ネットの書き込みで)簡単に警察に届けたらええやんって、たまにちらっと見ると書いてるんですけど、でもやっぱり、動いていただけない。国自体が、いじめが犯罪だということを認識する、警察も、もっと真剣に動いていただけるようになっていただきたいなと強く思います。