4日（日）九州で40℃に迫る酷暑に 広範囲で熱中症に厳重警戒 午後は局地的大雨や雷雨のおそれ
きょうは猛暑が続く中、熱中症警戒アラートが37都府県で発表されている。大気の状態の不安定性から、突然の局地的大雨や落雷、激しい突風にも注意が必要。
夜も熱がさめず、九州から東北にかけて熱帯夜が続く。朝から熱中症対策を心がけ、水分補給を怠らないように。
予想最高気温では40℃に迫る地域もあり、危険な暑さが続く。気温にさらされる一日だが、涼しい屋内での活動をメインに、無理のない夏休みの計画を立てる。
きょう4日（日）も猛暑の勢いは衰えない。西日本や東日本を中心に広範囲で35℃を超える見込みで、37都府県に熱中症警戒アラートが発表されている。また午後を中心に大気の状態が非常に不安定となるため、突然の局地的大雨や落雷、激しい突風などにも注意が必要だ。
昨夜からけさにかけてもあまり熱がさめず、九州から東北にかけて熱帯夜になった。午前6時20分までの最低気温は、福岡で29.7℃、久留米（福岡）・熊本で29.4℃を観測。夜間も汗をかいているため、起床後すぐに水分をとるなど朝から熱中症対策を心がけたい。
予想最高気温は、久留米（福岡）で39℃、佐賀・熊本で38℃など九州を中心に40℃に迫る危険な暑さになるところがありそうだ。
東京都心は35℃（4日ぶりの猛暑日）。名古屋37℃（11日連続の猛暑日）、また関東の内陸など半月ほど猛暑日が途絶えていないところがある。
一日中暑さにさらされ、身体の負担も大きくなっているため、きょうもなるべく涼しい屋内での活動をメインにし、無理のない夏休みの計画をたててほしい。
日中は広い範囲で夏空が広がるが、大気の不安定エリアがきのうより拡大しそうだ。西日本や東日本を中心に昼ごろから山沿いのあちらこちらで雨雲が湧き出し、夕方ごろには非常に激しい雨や雷雨をもたらすおそれがある。涼を求め、山や渓流のレジャーを予定している方もいるかもしれないが、落雷や急な川の増水、突風など十分な注意が必要だ。また車での移動は道路の冠水にも気をつけてほしい。
（気象予報士・小野裕子）
