もはや『異常』ではない?頻発する40℃予想 8月も高温つづく 東北北部もついに梅雨明け!
夏の太平洋高気圧が梅雨前線を北海道まで押し上げ、東北北部でも強い日差しを感じる。
東北北部の梅雨明けが平年より5日遅く、全国的に盛夏が到来したが、40℃以上の暑さが続いている。
全国的に危険な暑さが続き、熱中症に警戒が必要。気象庁は猛暑日が続く予報を発表している。
夏の太平洋高気圧が勢力を強めて梅雨前線を北海道の北まで押し上げました。きょうは東北北部でも朝から強い日差しが照り付けています。
7月は秋田など記録的な大雨に見舞われた東北北部ですが、今後しばらく晴れが続くと予想されることから、気象庁は午前11時に東北北部の梅雨明けを発表しました。平年より5日遅い梅雨明けで、これで梅雨のない北海道を除いてすべての地方で梅雨が明けたことになります。
東北北部の梅雨明けで、全国的に盛夏が到来しましたが、8月になったばかりでも、今年は40℃予想が頻繁に出ている気がします。
この夏はすでに7月7日の静岡で40.0℃を観測し、7月29日には栃木県佐野で41.0℃と今年全国最高気温を記録したほか、群馬県館林や埼玉県熊谷など関東を中心に合計6地点が40℃以上のうだるような暑さになりました。
きょうは京都の最高気温が気象庁で39℃予想、民間の気象会社ウェザーニューズでは40℃を予想しています。全国的に危険な暑さが続き、特に、夏の太平洋高気圧に覆われて晴れる時間が長い東海から九州にかけては、体温を軽く超える40℃に迫る暑さの所が出てきそうです。
梅雨明けしたばかりの東北や北陸でも35℃以上の猛暑日が予想されていますので、熱中症に最大限の警戒を続けて下さい。
【2024年の40℃以上】8月2日午前11時時点
7月7日 静岡 40.0℃
7月29日 佐野(栃木) 41.0℃
館林(群馬) 40.2℃
天竜(静岡) 40.2℃
伊勢崎(群馬)40.1℃
古河(茨城) 40.0℃
熊谷(埼玉) 40.0℃
※同日に40℃以上6地点は観測史上最多
【予想最高気温】(きょう・気象庁)
39℃ 京都
38℃ 名古屋、岐阜、大阪、高松、甲府など
37℃ 和歌山、鳥取、熊本など
気象庁は9月2日にかけて、全国的に気温の高い状態が続くと予想しています。
特に8月前半は、広い範囲で35℃以上の猛暑日が多くなるなど、体力を奪われるような危険な暑さが続くとみられます。引き続き熱中症警戒アラートや気温の予想などを参考に、水分や塩分を補給したり、躊躇なく冷房を利用するなど、昼夜を問わず熱中症予防を万全にしてお過ごしください。