南海の列車内、モバイルバッテリーから火 乗客2人がやけど

AI要約

南海泉佐野駅で中学生のリュックから火災が発生し、乗客2人が軽傷を負った。

火災はモバイルバッテリーから発生し、運転士が消火器で鎮火した。

列車の一部座席が焦げる被害が出たが、乗客は無事に駅で降車した。

南海の列車内、モバイルバッテリーから火 乗客2人がやけど

 2日午後1時半ごろ、大阪府泉佐野市の南海泉佐野駅の駅員が「乗客の荷物から発火した」と119番通報した。泉州南広域消防本部によると、列車内で中学生が背負うリュックが燃え、近くにいた70代女性と30代女性が軽いやけどを負ったという。

 同本部によると、列車は難波発関西空港行きの急行で、同駅に到着する直前にリュックに入っていたモバイルバッテリーから火が出たという。駅に到着後、運転士が消火器で消し止めた。

 南海電鉄によると、8両編成の列車の2両目の座席のシートの一部が焦げた。乗客は同駅で降車し、この列車は運行をとりやめたという。(田中章博)