国民・玉木氏 「AIゆういちろう」を休止 オープンAI社規約で

AI要約

国民民主党の玉木雄一郎代表が、米オープンAI社が提供する人工知能「チャットGPT」を使用したAIゆういちろうサービスを休止することを発表した。オープンAI社から政治活動に使用できないとの指摘を受けたためだという。

玉木氏はAIの安全な使用について注意を払い、利用規約に即した対応を取る意向であると述べた。今後は米グーグル社のAI「ジェミニ」と言語モデルを変更し、再スタートを検討するとしている。

AIゆういちろうは、玉木氏の議事録やSNSでの発信内容を学習し、質問に回答するサービスだったが、10日間で10万件以上の利用があった。利用料は玉木氏が負担しており、一部ユーザーに支援を呼びかけていた。

国民・玉木氏 「AIゆういちろう」を休止 オープンAI社規約で

 国民民主党の玉木雄一郎代表は1日、米オープンAI社が手がける対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を使い、自身の政策などに関する質問に回答するサービス「AIゆういちろう」を休止した。「利用規約上、政治キャンペーンへの使用ができないとの指摘をオープンAI社から受けた」ためだという。

 玉木氏は自身のX(ツイッター)で、オープンAI社からの指摘について「AIの安心な使い方が確立されるまでの間の措置とのこと」と説明。「AIの活用は、実際にやってみると様々な問題点が具体的に明らかになってくるので、アジャイル(機敏)に見直しを加えて改善していきたい」とした。今後は米グーグル社のAI「ジェミニ」に言語モデルを変更し、「近日中に再スタートを検討している」という。

 AIゆういちろうは、玉木氏が国会で発言した議事録やXでの発信内容などを学習させており、質問者に文字や音声で回答する。7月8日の公開後、10日間で10万件を超える利用があったという。利用料は玉木氏が負担する仕組みのため、玉木氏は「12万円の請求」が届いたとしてユーザーに支援を呼びかけていた。【田中裕之】