【王位戦】渡辺明九段、何度か勝ち筋も藤井の粘りにまたしても屈す
AI要約
藤井聡太王位と渡辺明九段のお～いお茶杯第65期王位戦第3局が行われ、藤井が2勝1敗とリードを奪った。
藤井は難解な終盤戦で渡辺を振り切り、勝利を掴んだ。
渡辺は過去の序盤の連敗に続き、今回も藤井に屈する結果となった。
藤井聡太王位（竜王・名人・王座・棋王・王将・棋聖＝22）と挑戦者の渡辺明九段（40）がともに1勝1敗で迎えた、将棋のお～いお茶杯第65期王位戦7番勝負第3局が31日、徳島市「渭水苑（いすいえん）」で行われた。30日午前9時からの2日制で行われた対局は接戦の末、藤井が抜け出して渡辺を振り切り、シリーズ2勝1敗とした。第4局は8月19、20日、佐賀県唐津市「洋々閣」で行われる。
渡辺に何度か勝ち筋があったかもしれない。藤井が得意とする角換わりから、前例のない形に誘導した難解な終盤戦。巧みな指し回しで、時間消耗戦に持ち込んだはずだった。藤井の粘りにまたしても屈した。
過去5回のタイトル戦は序盤に連敗。今回初めて1勝1敗で折り返した。シリーズも中盤にさしかかる第3局で白星が先行すれば、第4局は先手番だけに押し切りたいところだった。
