難解な中盤戦に解説者「疑心暗鬼になる」藤井聡太王位VS渡辺明九段 シリーズ2勝目を手にするのはどっちだ/将棋・王位戦七番勝負第3局
将棋の伊藤園お～いお茶杯第65期王位戦七番勝負が第3局を徳島市で行われている。藤井聡太王位と渡辺明九段が激戦を繰り広げており、互いに2勝目をかけて争っている。
渡辺九段が前日に封じた44手目の開封から再開された2日目の対局は、難解な中盤戦に突入。藤井王位は持ち時間を自己最長の3時間10分を投入し、終盤に向けてのタイムマネジメントが注目されている。
ABEMAの「SHOGI AI」に大きな差はなく、藤井王位と渡辺九段の戦いは激しく互角。シリーズ2勝目を手にするのは藤井王位か、渡辺九段か、注目が集まっている。
将棋の伊藤園お～いお茶杯第65期王位戦七番勝負は7月31日、徳島県徳島市の「渭水苑」で藤井聡太王位（竜王、名人、王座、棋王、王将、棋聖、22）と挑戦者の渡辺明九段（40）が第3局の対局を行っている。渡辺九段が前日に封じた44手目の開封から始まった2日目は、難解な中盤戦に突入。シリーズ2勝目を手にするのはどちらか。大きな注目が集まっている。
渡辺九段が前日に封じた44手の開封から再開された第3局“徳島対局”。立会人の小林健二九段（67）によって読み上げられた渡辺九段の封じ手は、華々しい攻め合いへ発展する角交換の一手だった。互いに2勝目をかけて争われている本局は、藤井王位が31手目に持ち時間を自己最長の3時間10分を投入。難解な中盤戦に突入しており、終盤に向けてのタイムマネジメントが気になるところだ。
序盤から積極性を見せている渡辺九段は、中盤でペースを握るべく慎重に持ち時間を使って端角の一手を選択。これに対し、藤井王位は突き捨ての一歩を投じた。ABEMAの中継に出演した佐藤慎一六段（41）は渡辺九段にとっては勝負所と指摘。「仮にこの歩がチャンスボールだったとしても、目の前に座るのは藤井王位。（どの一手も）疑心暗鬼になってしまうと思う」とコメントしていた。
ABEMAの「SHOGI AI」に大きな差はなく、ほぼ互角。激戦を制しシリーズ2勝目を手にするのは藤井王位か、渡辺九段か。目の離せない戦いとなりそうだ。
【昼食の注文】
藤井聡太王位・渡辺明九段 天婦羅うどん
【昼食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太王位 1時間49分（消費6時間11分）
渡辺明九段 3時間16分（消費4時間44分）
（ABEMA/将棋チャンネルより）
