「普通は自粛する」裏金議員が照ノ富士の優勝パレード “ど真ん中” でニヤリ顔…あまりの厚顔無恥に巻き起こる大非難

AI要約

横綱・照ノ富士の10度目の優勝パレードで、後援者であり不祥事の渦中にいる萩生田光一衆議院議員が登場し、物議を醸した。

萩生田氏は不祥事にもかかわらず、堂々とパレードに参加し、批判を浴びている。

照ノ富士とのコントラストが際立ち、萩生田氏の行動は庶民感覚からかけ離れているとして非難が殺到した。

「普通は自粛する」裏金議員が照ノ富士の優勝パレード “ど真ん中” でニヤリ顔…あまりの厚顔無恥に巻き起こる大非難

 7月28日、3敗同士で隆の勝との優勝を決する大一番を制し、3場所ぶり10度めの優勝をはたした横綱・照ノ富士。かねてより、優勝10回達成にこだわってきただけに、千秋楽後の恒例の優勝パレードでは、集まった観衆の声援に笑顔で応えた。

 ところが、このパレードで思わぬ形で物議を醸したのが、萩生田光一衆議院議員だ。

「パレードに使われた車は、照ノ富士関が優勝した今年の初場所から新たに導入されたトヨタの新型センチュリーSUV。後部座席には優勝力士と旗手、そして後援者の計3人しか同乗できない豪華な特注車です。照ノ富士と旗手の熱海富士に挟まれ、主役を差し置いて堂々とオープンカーの中央に鎮座していたのが萩生田氏だったことから、違和感を覚える人が続出したんです」(政治担当記者)

 萩生田氏は照ノ富士の後援会長なので、パレードに参加しても不思議はない。しかし、2728万円もの収支報告書への不記載が発覚しながら、たった1年間の党の役職停止という軽い処分にとどまって批判を呼んだ身だ。

「その処分も、すでに政調会長を辞任していたため、実質的にはおとがめナシ。7月には、東京都議会議員の補選で獲得したのが2議席のみという惨敗を受け、ようやく東京都連の会長を辞任する意向を示したものの、本人は反省の色もなく、まるでこたえていないと聞いています。旧統一教会とのつながりも含め、一連の不祥事の説明責任を果たしたつもりでいる “裏金議員” が、堂々と手を振ってパレードに参加しているんですから、ブーイングが出るのも当然でしょう」(同)

 優勝パレードを報じたYahoo!ニュースには、にやり顔で優勝パレードに臨んだ萩生田氏に対する非難の声が殺到した。

《罪悪感が全く無いのだろう。庶民感覚とあまりにもズレている》

《萩生田さんのパレードに照ノ富士らが太刀持ちと露払いとして従っているような光景だ。 地元の地方選挙でもかなり厳しい結果の連続なのは衆知の事実だが、多くの有権者の神経を逆撫でするという意見はなかったのか》

《一瞬目を疑ったのは自分だけではなかったのですね。たとえ後援会長であっても普通は自粛するでしょう。裏金批判なんて屁でもないと思っていることがよくわかりました》

 2024年1月12日、萩生田氏は自身のブログに、照ノ富士の後援会役員会での模様をこうつづっている。

《結婚式での主賓以来、名前ばかりですが私が後援会長を務めており、全国後援会の皆さんと目標の2ケタ優勝に向け応援をしてまいります》

 政治資金裏金キックバック問題を受け、2023年12月22日付で政務調査会長を辞して “一兵卒” に戻った直後のことだ。萩生田氏としては潔い出処進退と謙虚な姿勢をアピールでもしたかったのか、次のように続けている。

《大臣や政調会長時代にお願いされた役職ですから、無役になった今はどなたかに代わっていただきたい旨、提案したのですが、皆さんからは「肩書きでお願いしたんじゃないから」と否決されました。(中略)私も党三役から無役になってのやり直しと挨拶しました。横綱からは「会長、私も頑張りますから一緒に頑張りましょう」と暖かい声をかけていただき、後援会長が励まされる会となってしまいました》

 史上15人目となる二桁優勝を見事達成した “有言実行” の横綱と、片やしゃしゃり出る図太さだけは横綱級の “裏金議員”。これを厚顔無恥と言わずして何と言おうか――。