石破茂氏、選択的夫婦別姓に賛成「家族崩壊とか分からない」 改憲「野党のれる条文から」

AI要約

石破茂元幹事長が選択的夫婦別姓制度の導入に賛成の考えを示し、憲法改正についても触れた。

石破氏は夫婦別姓制度導入の重要性を強調し、憲法改正については慎重な見解を示した。

次期総裁選への出馬を明言しなかったが、首相職の難しさについてコメントを述べた。

自民党の石破茂元幹事長は29日のBS─TBS番組で、選択的夫婦別姓制度の導入に賛成の考えを示し、「夫婦が別姓になると家族が崩壊するとか、よく分からない理屈があるが、やらない理由がよく分からない」と述べた。その上で、「女性の権利を尊重しないといけないときに、(結婚後に)女性が性を変える方が圧倒的に多い。別姓でいけることを法的に担保するのは大事なことだ」と強調した。

憲法改正については「野党も与党ものれる条文から改正したらどうか。例えば臨時国会は(総議員の4分の1以上の要求があれば)20日以内に召集しなければならないとか。みんなが賛成するものをやってみて『なんだ憲法改正ってできるんだ』と実感を持ってもらう所から始めるべき。改憲だけが保守派に受けるやり方は少しずれている」と指摘し、「私は誰より改憲論者だ」と語った。

次期総裁選に出馬する考えは明言しなかったが、「首相は命を削る激職だ。一生懸命やってもボロクソいわれる。『できれば逃げたい』みたいな思いはあるが、自分の損を考えてはいけない」と語った。