開発期間約8年…カメムシの大量発生で捕獲グッズ「ぱっくりん」に注目集まる 触ることなく捕まえゴミ箱へ

AI要約

島根県で開発された捕獲グッズ「ぱっくりん」がカメムシ対策に注目されている。

「ぱっくりん」は、カメムシに触れることなく捕獲でき、臭いも少ない工夫がされている。

製品開発の背景や仕組み、販売状況など、浜村拓志さんのストーリーも紹介されている。

開発期間約8年…カメムシの大量発生で捕獲グッズ「ぱっくりん」に注目集まる 触ることなく捕まえゴミ箱へ

「カメムシ」の大量発生が全国的に続いていますが、島根県の男性が作った捕獲グッズ「ぱっくりん」が評判になっています。

捕獲グッズ「ぱっくりん」は、カメムシに触れることなく捕獲できるグッズで、レバーを使うと、先がパカパカと開閉します。

この先の部分に、専用の粘着シートを付けます。粘着シートはムシにだけつき、床や壁にはつきにくい作りになっているということです。

そして発見したカメムシにやさしく覆うようにかぶせて、捕獲します。

そしてレバーを握って、カメムシを挟み込み、足で踏んで先の部分を取り外します。

取り外した粘着シートを再び「ぱっくりん」で挟んで、そのままゴミ箱に捨てることができます。

圧力がカメムシにそれほどかからないので、クサい臭いもありません。

この「ぱっくりん」を作ったのは社長の息子で、島根県出雲市の浜村拓志さんです。浜村さんの妻はカメムシが大の苦手で、家の中で発見すると紙コップで捕獲していました。

しかし怖くて触れないため、浜村さんが帰宅後に処理するという生活を送っていたということです。

そのため浜村さんがおよそ8年かけて「ぱっくりん」を開発し、3年前に販売を始めました。

これまでに3000本以上が売れ、今は注文が相次いでいて、発送が追い付いていないということです。

価格は本体が3300円で、粘着シートが10枚で440円です。

2024年5月31日放送

(東海テレビ)