パワハラ疑惑の斎藤知事に維新・馬場代表「真相をきちんと解明することが大切」疑惑が事実と判明したら「生みの親の立場から、しかるべき判断するように本人に直接話することになる」

AI要約

兵庫県の斎藤元彦知事によるパワハラ疑惑などを元幹部職員が告発した問題について、日本維新の会の馬場伸幸代表は真相を解明することの重要性を強調。

斎藤知事の疑惑は百条委員会で調査中だったが、元幹部が亡くなる事態が発生。

維新の会は、問題が事実である場合には適切な対応をとる姿勢を示しており、斎藤知事の責任についても言及した。

パワハラ疑惑の斎藤知事に維新・馬場代表「真相をきちんと解明することが大切」疑惑が事実と判明したら「生みの親の立場から、しかるべき判断するように本人に直接話することになる」

 兵庫県の斎藤元彦知事によるパワハラ疑惑などを元幹部職員が告発していた問題で、日本の維新の会の馬場伸幸代表は「真相をきちんと解明することが大切」とする考えを明らかにしました。

 兵庫県の斎藤知事のパワハラや“おねだり体質”などの疑惑について、今年3月、県の元幹部(60)が報道機関などに文書を配布して告発し、元幹部は停職3か月の懲戒処分を受けました。

 しかし、文書の一部に事実があったことが判明し、疑惑を調査するための百条委員会が立ち上がりましたが、7月7日に元幹部は亡くなりました。

 日本維新の会の馬場代表は、28日に神戸市で開かれた兵庫維新の会の政治塾に特別講師として出席。

 その後の会見で、斎藤知事をめぐる一連の問題に対して、「憶測で党として何かアクションを起こすというわけではなく真相をきちんと解明することが大切」とする考えを示しました。

 また、兵庫維新の会の議員団らも同じ考えであり、「盾になっている」ということはないと述べました。

 一方で、パワハラなど一連の疑惑が事実だと認められた場合、2021年に行われた兵庫県知事選の際に斎藤知事を推薦した政党としての「責任」についても言及しました。

(日本維新の会・馬場伸幸代表)

「今言われているようなことが著しくその法規を逸脱しているとか、違反をしているということがわかれば、逆にそれは我々維新の会、政党としてきちんとした対応をしていくということになる」「(斎藤知事は)党員ではないが、生みの親の一人であるという立場から、しかるべき判断するように本人に直接話することになる」

 日本維新の会・吉村共同代表はこれまで、斎藤知事の受け答えについて「官僚的な答え方がある」とし、「自分の言葉で話してほしい」と会見で話していました。

 一方、馬場代表は、斎藤知事が官僚から政治家になり、現在三期目であることに触れたうえで、「不慣れな部分もあるという観点で私は見ている」と、不慣れな中でも政治家としてきちんと対応してきたとの考えを示しました。