パリ五輪「衝撃演出」にSNS賛否…開会式でマリー・アントワネットらしき女性「生首」手に登場

AI要約

パリオリンピック(五輪)の開会式が行われ、フランス国王ルイ16世の妻マリー・アントワネットを想起させる演出が賛否両論を巻き起こした。

演出では、赤いドレスを着た女性が首を手にして歌うシーンが流れ、衝撃的なイメージを残した。

この演出に対してSNS上では様々な意見が寄せられ、議論を呼んでいる。

パリ五輪「衝撃演出」にSNS賛否…開会式でマリー・アントワネットらしき女性「生首」手に登場

 パリオリンピック(五輪)は26日夜(日本時間27日未明)、パリ中心部のセーヌ川を舞台に開会式が行われ、8月11日まで17日間の大会が幕を開けた。

 日本では深夜に行われた開会式をめぐっては、インターネット上に関連ワードがさまざまトレンド入りした。中でも、フランス国王ルイ16世の妻で、フランス革命で斬首となった王妃マリー・アントワネットを想像させるドレス姿の女性が「生首」を手にして歌う演出には、賛否両論、驚愕(きょうがく)のコメントが相次ぎ「マリー・アントワネット」も、トレンド入りした。

 この演出は、フランスを代表する「レ・ミゼラブル」の映像が流れた後に登場。赤いドレスを着た女性が、建物の窓辺に立って自分の首を持って歌うシーンが流れ、ほかの窓にも同じスタイルの女性が映し出された。

 同建物は、アントワネットも投獄されたセーヌ川沿いにあるコンシェルジュリー。この場に、フランスのヘビメタバンド「Gojira(ゴジラ)」が登場し、激しい演奏を始め、オペラ歌手のマリーナ・ヴィオッティが声高らかに歌唱。いくつもの窓に首を手にした「アントワネット人形」が並ぶ中、流血を思わせる赤い煙や赤いテープのようなものが乱れ飛ぶ、衝撃の演出となった。

 SNS上には、賛否両論が渦巻いた。「賛否両論あるが風刺と皮肉の演出はスゲェーなと」「なんか血生臭い開会式」「歴史と物語とロックが悪魔合体してた」「ベルばら好きとしては、血まみれのマリーアントワネットの演出にゾッとしてしまう。フランスのその感覚、理解に苦しむ…。日本人には革命が馴染み薄いからなのか…」「日本人からしたら東京五輪で比叡山焼き討ちや戊辰戦争をネタにするような違和感だよなあ…いやフランス人が良いって言うなら何の問題も無いんだけどさw」「何が怖いって首の断面よな…」など、さまざまなコメントが相次いだ。