“カスハラ条例”ガイドライン作成へ 専門家会議「インターネットの一方的な書き込みも対象に」

AI要約

東京都がカスタマーハラスメント防止条例の制定を目指し、専門家会議が開かれた。

専門家や委員からは罰則の必要性や顧客側への配慮、インターネットでの書き込みもカスハラの対象にすべきとの意見が出された。

東京都ではパブリックコメントを募集している。

“カスハラ条例”ガイドライン作成へ 専門家会議「インターネットの一方的な書き込みも対象に」

カスタマーハラスメント防止条例の制定を目指す東京都で26日、ガイドラインなどを検討する専門家会議が初めて開かれ、「インターネットへの一方的な書き込みもカスハラの対象にすべきだ」などの意見が出されました。

東京都は、2024年9月から始まる都議会で、全国初のカスタマーハラスメント防止条例案を提出する方針です。

26日に開かれた専門家会議では、条例の指針やガイドラインなどが検討されます。

専門家や委員からは「罰則は盛り込まないという前提となっているが、罰則があってほしいと願う経営者もいる」との意見や、「コラっと言っただけでカスハラになるのか。顧客側にもきちんと配慮された条例にすべきだ」などの意見が出されました。

また最近の事例として、企業や就業者が顧客からインターネットで一方的な書き込みをされるケースもあるとして、ネットへの一方的な表現での書き込みもカスハラの対象にすべきだとの指摘も示されました。

東京都では、8月19日までパブリックコメントを実施しています。