“派閥がなくなった”総裁選「若い人も自由に候補者として出れる」、争点は「清廉さ」と「実行力」打ち出せるか 自民党・浜田靖一国対委員長【国会トークフロントライン】

AI要約
自民党の総裁選挙が9月に行われる。派閥がなくなり、若手候補も出れる可能性が高い。今回の総裁選は、ガバナンスや政治資金規正法の問題を含め、自民党の方向性を再考する重要な機会となる。
“派閥がなくなった”総裁選「若い人も自由に候補者として出れる」、争点は「清廉さ」と「実行力」打ち出せるか 自民党・浜田靖一国対委員長【国会トークフロントライン】

9月に行われる自民党の総裁選挙。麻生派以外の派閥が解散した中「政治とカネ」の問題で今後を試される自民党は新しいリーダーに誰を選ぶのか?岸田総理は再び出馬するのか?前防衛大臣で岸田総理と初当選同期の浜田靖一・党国対委員長に話を聞いた。(聞き手:川戸恵子 収録:7月23日)

■今までの派閥がなくなった総裁選 若い人も自由に候補者として出られる

ーー「9月20日か」とも言われてますけれども、自民党の総裁選が始まります。任期満了でこれはやらざるを得ないということで。

浜田靖一国対委員長:

我が党に課せられた責任というのは、当然のごとく、これは政権を預からせていただいているわけでありますので、国のためにどれだけ自分たちでしっかりと方向性を示してやっていけるかということが問われるわけでありますので、その意味では大変大きな、今度は代表をね、もう1回決めるわけですから。どうなるかと言えば、これは我々とすれば今の状況というのを本当にどういうふうに考えるか。ガバナンスということもありました。そして、また今回(改正政治資金規正法)の問題もありました。この中で我々今、この本質一体どこにあるのかということをもう1回考え直さなきゃいけない総裁選だと思うので、そこで色んな意見が出て、そしてそこで国民の皆さん方が「なるほど」と言えるようなですね、その候補者自身の持っているもの、そしてまた自民党がどこへ向いていけばいいのかということが示せるというのが、とても重要なことだというふうに思っていますので、今回は今までの派閥ももうなくなったということでありますので、ということになれば若い方々も自由にですね、候補者として出れるようなことになろうかと思いますので、大変充実した議論ができればいいなというふうに思ってます。

ーー昔だったら個々の人が結構早いうちから声をあげてましたよね、若手が。それが全然音なしの構え。茂木さんなんかまだ「早すぎる」と、石破さんも「盆が過ぎてから」と、なんていうのを見ると、本当に自民党は「真剣に考えてるの?」と思ってしまうんですが。