規格外農産品を全国配送 アプリ活用し消費者に 信濃毎日新聞

AI要約

信濃毎日新聞社はHELASオンラインマルシェを始め、規格外の農産物を売買するサービスを提供する。

生産者はHELASアプリを通じて農産物を出品し、ヤマト運輸が配送を担当する。配送料は最大63%値引きされる。

狙いは生産者の販路拡大支援や農産品の廃棄削減であり、果物が旬の今秋までに100軒の出品者登録を目指す。

 信濃毎日新聞社は26日、長野県の農業生産者と消費者をつなぐサービス「HELAS(ヘラス)オンラインマルシェ」を始めた。

 ヤマト運輸と業務連携し、県産の規格外農産品を全国に配送する。

 サービスは、信濃毎日新聞社のスマートフォンアプリ「HELAS」を活用。生産者はサイズや形、色などが原因で出荷できない規格外の野菜や果物などの農産物をアプリ上で出品し、消費者が購入する仕組み。売買成立後はヤマト運輸が集荷から配送までを担う。業務連携により、配送料は最大63%値引きされるという。個人だけでなく、事業者も購入することができる。

 生産者の販路拡大支援や、農産品の廃棄削減につなげるのが狙いで、信濃毎日新聞社はリンゴなどの果物が旬を迎える今秋までに、100軒の出品者登録を目指す。

 同社のアプリは昨年7月から運用を開始。これまでもパンやケーキといった飲食店などの食品ロス対策に活用しているという。