連合会長、立憲・国民との基本政策の合意協議を要請 次期衆院選巡り

AI要約

国民民主党の玉木雄一郎代表が立憲民主党の泉健太代表、連合の芳野友子会長と会食し、次期衆院選での協力に向けて基本政策の合意に向けた協議を行うことを要請された。

玉木氏は候補者調整で連合と立憲の関係を壊す行為を避けるよう指摘し、共産党との協力において自衛隊問題を整理するよう求めた。

会食は定期的に行われ、今回は玉木氏が設定したものである。

連合会長、立憲・国民との基本政策の合意協議を要請 次期衆院選巡り

 国民民主党の玉木雄一郎代表は23日の記者会見で、東京都内で22日夜に立憲民主党の泉健太代表、連合の芳野友子会長と3者で会食したことを明らかにした。会食では芳野氏から両代表に対し、次期衆院選での協力に向けて、3者での基本政策の合意に向けた協議に入るよう要請を受けたという。これに対し玉木氏は「我々としてもやる用意がある」と伝えた。

 小選挙区での候補者調整について、玉木氏は「どちらかの政党の候補者で、連合の推薦が出ているようなところに(もう一方の党が候補者を)出していくようなことは、連合を中心とした3者の関係にとってマイナスしかない」と指摘。芳野氏からも「連合が推薦を出して力を合わせてやろうというときにそれを崩すような行為は望ましくない」との趣旨の発言があったという。

 また4月の衆院補欠選挙や7月の東京都知事選などで、立憲と足並みをそろえて対応した共産党について、玉木氏は泉氏に対して「自衛隊という我が国の国防に必要不可欠な実力組織を憲法違反と主張しているのでは政権は担えないし担うべきではない。そこの整理はきちんとしてほしい」と求めた。会食は、3者で数カ月に1度のペースで行っており、今回は玉木氏が設定した。【田辺佑介】