支持者を取り込み、対立と分断も深まり…石丸伸二氏に猛激怒した安芸高田市議会関係者のホンネ

AI要約

石丸伸二元市長に関する市政関係者の見解や裁判についての状況が明らかになっている。

石丸氏は自身の嘘を広める傾向があり、安芸高田市での裁判でも争いが続いている。

彼を支援する人々は、石丸氏の言動を盲信しており、裁判の意味を理解しようとしないという指摘がある。

支持者を取り込み、対立と分断も深まり…石丸伸二氏に猛激怒した安芸高田市議会関係者のホンネ

「彼は市長という権力を使って、なかったことをあったことにする」

そう口にしたのは、かつて広島県安芸高田市の石丸伸二元市長(41歳)と対立していた市政関係者だ。

東京都知事選挙の得票数で2位に躍進し、時代の寵児となった石丸氏。

メディアに登場しては過激とも受け取れる発言を繰り返し、何かと世間を騒がせている石丸氏だが、学生時代を知る人々の多くは、彼を「地味な子どもだった」と評していたのは、前回の記事『「おとなしく地味で目立たない」…石丸伸二氏の地元住民が語る学生時代の「意外な過去」』の通り。

一方で、関連記事『「都知事選で2位」の石丸伸二氏が出馬した「本当の理由」…安芸高田市長時代に残していた「4つのフェイク」』のように、市長としての実績について疑問視する指摘もある。

安芸高田市の市政関係者に話を聞いた。

「自分では責任を取らない、他責思考の人だと思います。そして、自分の嘘をもとにそれを拡散していく人間でもある。非常にタチが悪いです」

この市政関係者が指摘する「自分の嘘」とは、安芸高田市の山根温子市議(68歳)が起こした損害賠償訴訟についてである。当時安芸高田市長だった石丸氏が「山根市議から恫喝を受けた」と主張したことが発端となり、山根氏が安芸高田市と石丸氏を相手取り、名誉毀損による裁判を行っていた。

「一審では山根氏の主張が認められ、市が33万円の賠償を命じられました。7月3日の控訴審判決でも一審判決が支持される形となりました。判決を不服として、市側の補助参加人だった石丸氏はすでに最高裁に上告しています」(市政担当記者)

山根氏による恫喝発言は「なかった」と認定した広島高裁。しかし、「それを捻じ曲げようとするのが石丸氏だ」と前出の市政関係者は話す。

「裁判で敗訴しようが、彼は自分のYouTubeなどを使い“石丸信者”を取り込みます。彼を支援している人たちは、裁判で敗訴しても敗訴だとは思わないどころか、裁判の意味を解ろうともしません。だって、石丸氏本人がそうですからね。支援者は、本人の言うことしか信じようとしていないから厄介なのです」