【速報】北陸新幹線「小浜―京都」ルートでの全線開業を働きかける決議 大阪府・市と関西の経済団体

AI要約

北陸新幹線早期全線開業実現大阪協議会が、小浜―京都ルートでの早期着工・開業に向けて一致協力を決定。

大会には大阪府知事や関西の経済団体関係者、国会議員ら約300人が参加。

米原ルートへの変更勢がある中、一日でも早い敦賀~新大阪間の着工実現を目指すための取り組みが行われた。

 大阪府・市や関西の経済団体で構成される「北陸新幹線早期全線開業実現大阪協議会」は、22日午後、大阪市内のホテルで大会を開き、「小浜―京都ルート」での早期着工・開業に向けて、一致協力して働きかける決議を行いました。

 大阪市北区のホテルで開かれた大会には、大阪府の吉村洋文知事や関西経済連合会・関西経済同友会・大阪商工会議所の関係者をはじめ、地元の国会議員ら約300人が参加しました。

 北陸新幹線は、3月に金沢~敦賀間が開業しましたが、敦賀~新大阪間については、2016年に「小浜―京都」ルートに決まりましたが、具体的な着工の目途は立っていません。建設費の上振れも指摘される中、6月には石川県議会で、工事区間などが大幅に短縮され建設費の削減も見込まれる「米原ルート」への再考を求める決議案が賛成多数で可決するなど、東海道新幹線に接続する「米原ルート」への変更を求める声が上がっています。

 一方で、22日の大会では、あくまで「小浜―京都ルート」による敦賀~新大阪間の一日でも早い認可・着工を実現するため、環境アセスメント手続きを丁寧かつ迅速に進めることや、事業費や工期など・詳細ルートを確定して事業費や工期・スケジュールなどを明らかにすること、必要な予算を確保することなどを働きかける決議がなされました。